

函館は北海道にあっても、その古くから本州との往来の玄関口としていち早く開かれて発展をみる中、特に北前船での盛んな上方や北陸の物流による経済力は、日本古来からの成熟した伝統的文化も運んで庶民の豊かな文化性を育みあう土壌を培っていた。
そんな庶民文化の継承の中に、函館市の経済人・文化人を中心に戦後の暮らしに落ち着きを見出した昭和45年秋、市民手作りによる「素人歌舞伎」の舞台公演をなし、以来今日まで綿々と育む中に毎年の初春を賑わす恒例の市民参加型の「歌舞伎舞台」を作り上げている。
そんな豊かな文化の育みにある環境が平成元年の舞台で、子ども達だけによる「子ども歌舞伎」を演ずる処となり、その感激的成功を背景にこれこそ未来の郷土文化の育みに連なる事との想いを結集して、その実にある発展に確かな市民組織による「後援会」をもっての育成と支援が必要との意をもとに平成元年11月「函館子ども歌舞伎を育む会」(現後援会の前身)が結成され、以来着々と「子ども歌舞伎」の育成に向けての市民の参画を募りその成長進展を図ってきました。
我が国の文化を代表し世界に誇れる優れた総合舞台芸術にある「歌舞伎」は、地域社会の潤い豊かな人々の心の育みにとって、貴重な教育素材にあり、それを身近なものとして鑑賞する機会を子ども達との親しみの中に提供して、地域の人々の伝統文化を継承する心の涵養し、明日の街づくりも豊かな文化芸術の振興を寄与することを目的に、そこに育む子ども達の未来も豊かな人間としての健全育成を期することにあります。
| 小学生 | 27名 | 大学生は,幼児、小学生から子ども歌舞伎の出演者として成長をみて、高校生まで舞台を勤めその経験を生かして舞台の裏方として支えております。 |
| 中学生 | 5名 | |
| 高校生 | 5名 | |
| 大学生 | 2名 |
「函館子ども歌舞伎」は本年11月に行う、第8回の自主公演で、20周年の節目を迎えます。これを記念しての事業に、函館市内の各小・中学生を招待して「小中学生への親しめる歌舞伎」を視点に特別公演を催し、青少年の豊かな人間性を啓培など、その健全育成に広く寄与して参ります。
又、団員の子ども達を中心に、関る地元のそれらの指導者との支援協力を仰ぐ中、歌舞伎文化に通ずる、鼓・鉦・横笛・尺八・三味線・琴・柝などの習得の場をつくり、その成長が一層に今後の地方にある歌舞伎舞台を始めとする、伝統芸能を発展させ、願わくは、こうして育った若者が、郷土社会の豊かな文化を育む中心者となっての成長に大きく期待しての展望にたっているものです。












